aaaaaa

2013年04月21日

ひな祭り 片づける時期と親心

ひな祭り 片づける時期と親心

3月になると、なんとなくおひな祭りの歌を口づさんでしまします。
あれって、大人になってもずっと記憶にのこっているものですね。
今でも微笑ましく思えるのは、両親がおひな様の行事を楽しく祝ってくれたお陰ですね。

節分が終わってしばらくすると家でもおひな様5段飾りを飾っていました。
正確には2月4日の立春を過ぎたあたり〜ひな祭りまで飾るものだそうです。
(ただし、地域の風習にによって旧暦の4月にお祝いをしたり、
お彼岸が過ぎご先祖様にお参りしてお雛飾りを出すところもあるようです。)

出す時も、片づけるときもやはり大変ですが、歳を重なれるにつれやはり5段飾りを目の前にすると
感慨深くおひな祭りの豊かな風情が心に染みるものです。長く見ていたくて、ついつい片づけるのを
明日にしようかなんて、惰性が出てきてしまいますが…
昔、母やおばあちゃんが「おひなさん早く片付けないと、お嫁に行き送れる」なんて言ってましたが、
あれにはちゃんと理由があるみたいなんです。

一つは、お雛様は子供の為に厄を引き受けて下さるお役目もあるので、
行事が終われば早く片付けて厄を子供から遠ざけるという、子供の幸せを願った親心をあらわしています。

二つ目は、お雛様をいつまでも美しく飾る事が出来るように、
湿気やカビを防ぐためおひな祭りが終わったら速やかに片付けようということ。
また、片づけるという作業をとおして、わが子が片づけができる良いお嫁さんになれるように、
という願いが込められています。
三つ目は、お雛飾りの婚礼の様子のように、
幸多き結婚が出来ますようにという願いも込められているそうです。

なんか、「早く片付ける」「お嫁に行き送れる」の言葉だけでは
冷やかしに聞こえたりするけど、ちゃんと理にかなったというか、
子供の良縁や成長を願う心や古くから女の子の節句に大切にされてきたお雛様を
大切に丁寧に扱う教えが込められていたんだなぁと思いました。

片づける日だから片づけるという事務的なことよりも、
おひな様の節句を通して、このような心を親から娘に伝えながら過ごしてゆくのは
素敵なことだと思います。こうやって、変わらず長く続いていることは
きっと大切な意味があって、大人になる程その素晴らしさに気づいてゆくものだから。
aaaaaa
posted by こごみ at 20:27 | ひな祭り 片づける時期と親心